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ボランチ第一人者の考えるボランチとは?

今回は、ボランチの第一人者である木村彩さんへのインタビューです!

2019年7月からまんまる薬局に入り、その頃にボランチが生まれました。
4年半、ボランチを経験された彩さんに「ボランチ」の考え方や一番大事にしていることについて伺いました!

Q1.前職からまんまる薬局へはどうだった?

前職でも調剤薬局で、そこでは医療事務として6年間勤めました。
ザ・医療業界っていう感じの雰囲気だったので、正直この人たちに付いていくのは厳しいなって思ってました(笑)
薬剤師さんってみんなこういう方々なのかなって…

そんなときに、まんまる薬局を見つけて入らせていただきました。私自身、日体大で体育会系というのもあって、社長の松岡さんが元プロサッカー選手というのが、より親近感が湧いて馴染みやすかったので良かったです。

まんまる薬局だと薬剤師さんに薬の変更の理由とか聞くと、ど素人にも丁寧に教えてくれるんですよね。こういう状態だったから、この薬に変わったんだよ〜とか。

それが患者さんとの話のきっかけになって、薬の変更後のことについて患者さんに自然に聞けたりして、でも家族目線で関われてっていうのが今でも毎日楽しいです。

Q2.ボランチとして一番大事にしてることは?

2つの「関係」です。

  • 患者さんとの関係
  • 薬剤師との良好な関係

「患者さんとの関係」を具体的にいうと?

患者さんから任せてもらえること、信用してもらえることです。

そのためには、わたしたちのコミュニケーションの仕方を患者さんごとに変えていき、同じお薬が処方がされている患者さんだとしても、わたしたちが患者さんに行う説明を変える必要があります。

患者さんごとに感じ方が違うからです。

マニュアル化ができない部分ですが、だからこそ患者さんと関係を築きやすいタイミングだと思うんです。

極端な話に聞こえるかもしれませんが、業務のミスなら助けてもらえますし、後からでも修正できます。ですが、実際に患者さんの目の前にいるときは、在り方を問われていて後から修正ができません。ましてや薬局から遠隔サポートなんて出来ません。

患者さんから任せてもらえる、信用してもらえる関係を築いて、患者さんに安心してまんまる薬局の訪問サービスを受けていただき、昨日よりも良い一日になってほしいと思っています。

「薬剤師との良好な関係」はなぜですか?

薬剤師さんとボランチの関係が悪いと、患者さんに伝わってしまいます。
それに、関係がいいと次の患者さんのお宅へ訪問する車の中で作戦会議ができます。

「私が患者さんの血圧を見るね!」とか、あらかじめ細かい役割分担を決めておくことで薬剤師さんもそうですが、私も患者さんと向き合える時間が増えます。

良好な関係だからこそ、薬剤師さんの服薬指導が患者さんにとって分かりづらそうだったら、ギャグ混じりで「整腸剤って分かります?私は、わからないです。」とか言って、患者さんと薬剤師さんの橋渡しもしやすくなります。(誰でもやっちゃいますけど笑)

もちろん、薬剤師さんがいないと成り立たない仕事ですが、だからこそボランチを付けて良かったって思われるようにするのも大事だと思ってます。

Q3.ボランチの価値は?

先ほど、お話しさせていただいた「患者さんと薬剤師さんとの橋渡し」です。
もう1つが「慣れちゃだめ」です。

どういうことですか?

定期的に同じ患者さんのお宅に訪問させていただくと、どうしてもボランチと薬剤師さんともに、その患者さんに対して「慣れ」が出てきちゃうんですよね。
無意識に患者さんに合わせてしまうんです。

慣れによる良い側面として患者さんと雑談ができるようになって、その雑談のなかで薬についての不安や不満を教えてくれて、それを解消してあげることができてコンプライアンスが上がるみたいなことです。

悪い側面は、関係性が凝縮していったことで、1年前は患者さんご自身で出来ていたことができなくなってくることです。すべての患者さんに当てはまることではありませんが、常に「慣れ」には気をつけようと毎訪問で自分に言い聞かせています。

Q4.今度、まんまる薬局をどうしていきたい?

松岡社長やきたちゃん(薬局長)筆頭に、みんな同じ方向に向かっているので、忙しさはあるけど突き進んで行きたいです。

店舗も増えてきて今までより忙しくなってきてますが、現場から負のオーラは感じることはなく、やるぞ!オーラで満ち溢れてます。

大変そうな仲間がいたら便をもらったりして、お互いを補って動けているので、このまま楽しみながら広げていきたいです!