東大に通いながら、まんまるで働く薬剤師

東大生がまんまる薬局で働く?!

まんまる薬局には、この春から現役東大生となったメンバーがいます!
どうして東大生なったのか?と気になった方も多いと思います。

  • 大学病院を経て、再度勉学の道に進んだ理由とは?
  • そんな中、まんまる薬局で働こうと思った理由は?


今後実現したいことを含めて大学生&薬剤師である田口さんにインタビューしてみました!

田口さんのプロフィール
薬学部卒業後
大学病院に6年間勤務

社会人で大学院生として研究にも励み、医学博士獲得

2021年4月
東京大学大学院へ

人を中心に見据えた研究をしたいと思い、この春から東京大学大学院にて公共健康医学、いわゆるパブリックヘルスを勉強中

2021年6月
まんまる薬局へ

東大の先輩からの紹介で存在を知り、まんまる薬局へ

それでは早速伺っていきます!

Q1.まんまる薬局の第一印象は?

自分らしさを出せる場所。それがまんまる薬局だと感じました!

まんまる薬局のホームページやまんまるの輪の記事からも、まんまる薬局の生み出しているストーリーに魅力を感じました。

自分らしさや個性を大事にされている薬局さんだなぁと思いました。

松岡さんをはじめ、薬剤師さん、ボランチさん、バックオフィスのみなさんが独自のストーリーを持っていて、生き生きとしている印象が強かったです。

私は旅行が趣味で、旅する過程で出会った現地の人や他の旅人とのストーリーを楽しむタイプなのですが、まんまる薬局からも似たような雰囲気を感じます。

上手く言えませんが、まるで旅する過程のような…(笑)

Q2.入社しようと思ったきっかけは?

学生として、自分の今の状況を踏まえて働けるベストな環境だと思ったことです。

在宅にもともと興味はあったんですけど、学業の合間をぬっての勤務となりますし、一人で訪問薬剤師をやるのはハードルが高く、なかなか手が出ませんでした。

ですが、薬剤師の不慣れな部分をサポートしてくれるボランチの方がいらっしゃる環境なら、病院薬剤師として服薬指導をしてきた経験を活かして働けると思ったんです。

もう一つは、松岡さんの存在です。

初めてZoomでお話した時にすごく話が盛り上がって、それからZoomや電話で何度もいろいろなプロジェクトのお話をして、もう気づいたらまんまるファミリーに取り込まれていました。

ちょっとアルバイトを探そうかなという気持ちだったんですが、月1でMTGしましょう!と盛り上がっちゃいました(笑)

面白いから、そのまま飲み込まれて、いけるところまで行ってみようと!

今わたしが勉強しているパブリックヘルスの中の1つに在宅もあるなぁと思ったというのもあります。

地域社会を基盤とした医療システムという意味合いで、ぴったりだなと。

元は病院薬剤師でしたが、在宅の薬剤師になって退院した後の患者さんもみてみたいなとも思ったんですよね。

Q3.まんまる薬局で働いて感じることは?

患者様のことを真剣に考えて、患者様の価値になりそうなことは何でもやろうっていうスタイルが本当にいいですよね。

管理栄養士さんなど多様な職種の方が在籍されていて、スタッフそれぞれの強みを活かして薬局という枠の範囲を超えて価値を生み出そうという挑戦にワクワクします。

様々なバックグラウンドを持つスタッフがいるからこそ、人それぞれのアイデアや発想を掛け合わせて新たなサービスや価値が生まれると思います。

そういった風土があるから、他愛もないアイデアをぶつけてみてもちゃんと話を聞いてもらえそうだと感じています。

Q4.学生として働くことに苦労は?

ありません。

パートタイム薬剤師×フルタイムボランチって本当に魅力的だと思います。

子育てとの両立や病院からの転職、私のような学業や研究との両立タイプも、ボランチさんがいてくれるからこそ在宅訪問薬剤師の人員に早変わりできます。

もっとこのボランチ制度の認知とまんまる薬局で働く意義が伝わっていけば、多くの薬剤師の方々にとって大きな価値になると感じています。

Q5.多くの薬剤師にまんまるを知ってもらうためには?

在宅のリアルをもっと発信していくことでしょうか。

まんまる薬局で提供しているサービスをもっと知ってもらいたいですね。

病院薬剤師を6年やっていましたが、正直、在宅での薬局薬剤師の仕事はイメージのつかない部分が多かったです。

病院ではDI室(医薬品情報管理室)でのお仕事もさせていただいていたのですが、薬薬連携を通じて薬局と病院でお互いの顔が見える関係が進みつつありました。

薬薬連携とは、病院と院外の薬局の薬剤師が情報を共有し、患者さんが入院してからも、退院してからも充実した医療を受けることができるように連携すること

今後お互いの仕事を理解し合って配慮できる関係に進めるといいなと、ビジョンや業務を発信する活動を応援していきたいです。

Q6.実現したいことは?

日本での訪問薬剤のあり方を学術的に残したいと思っています!

「プレイングリサーチャー」として、自分が惚れ込んだ取り組みに科学的な根拠をつけ、メリットの見える化をしていきたいです。

研究や論文のロマンって、世界の潮流の中に自分達の主張を組み込めることなんです。

たとえばボランチ制度について質的・量的に研究して論文を書いてみたら、それが世界の高齢化・在宅医療をめぐる議論と同じ土台に上がることになるんです。

高齢化先進国の日本で訪問薬剤のあり方を模索している最先端の活動を学術的にも残したいと思っています。

プレーヤーとしてはまんまるの皆さんに教えていただきつつ、リサーチャーとして付加価値をつけられたら嬉しいです。

あと、病院と薬局の垣根もなくしたいです。

私にとって病院薬剤師は私を育ててくれたホームなので、まんまるファミリーとなった今は、薬局も病院もホームです。

学べることは学び合い、違いは認めあって薬剤師の輪が広がればいいなと思っています。患者のリテラシーを上げる活動もできたらいいと思っています。

私自身、持病があって自分は患者でもあるので、患者がある程度の正しい基礎知識をもつことのメリットを感じています。

限られた診察時間で込み入った相談もできるし、根拠のないデマなどに振り回され心を乱されずに済む。

健康サポート薬局の役割とも重なると思いますが、患者様の身近な医療者として知識の底上げに貢献することが、薬剤師にも求められていると感じています。