第1回Best Couple Awardで見事、グランプリを獲得した「Meet Me(ミートミー)」考案者の筒井さんへのインタビューです!
実はまんまる薬局には臨床心理士さんも在籍しています。
今回は臨床心理士×薬局の観点からお話を伺っていきました!
Q1.筒井さんの経歴は?
大学では社会福祉の勉強をしていて、その時にボランティア活動を通して「子どものこころの発達」に興味を持ちました。
その影響が強く、心理学を勉強するために大学院に進学しました。
修了後は、発達支援センター等の公的機関で、発達に遅れや偏りがある子の発達検査をしたり親の相談を受けたり、保育園や小学校に訪問し先生の相談を受けました。
他にも病院の心療内科で、カウンセリングを行ったり…
その後、結婚と出産を機に8年ほど家庭に入り、復職のタイミングでまんまる薬局に医療事務のパートとして働き出しました。
Q2.まんまる薬局を知ったきっかけは?
求人サイトを見て、近所で勤務条件が合いそうだったので、全くの業界未経験でしたがダメ元で応募したのがきっかけです(笑)
社長の松岡さんが元サッカー選手であったり、多様なバックグランドを持つ方々が働かれているという内容に興味を持ちました。
まんまる薬局に入社を決めた理由は?
復職するときの条件として、家庭と仕事の両立ができることを第一に考えていました。
そのときに柔軟な働き方ができると伺ったことが一つの理由です。
何度も「週2日や短時間でも大丈夫ですか?」とか「冬休み、夏休みは家庭の事情で長期休暇をいただきますが大丈夫ですか?」とお聞きしました(笑)
それでも松岡さんは「全然良いです!」と言ってくださいました!
本当にありがたかったです(泣)
Q3.Meet Meを発案したきっかけは?
まんまる薬局に実際に伺った時に、イメージする薬局とまったく違って、皆さんオシャレで和気藹々と働かれている姿に惹かれたことも大きな理由でした。
松岡さんからご相談を頂いたことがきっかけです。
その中でも、
- 個々の能力が最大限に活かされた組織にしたい
- 自主性・自発性を高めたい
- なぜ自分は「まんまる薬局」にいるのか・なにを成し遂げたいのか・自分の理想とまんまる薬局の理想の世界が近いのか、それらを考えることでパフォーマンスの向上を目指したい
大きくこの3つを目指すために、働くメンバーがそれぞれ自分の価値観や考え方、強みを把握して、それらを活かして働ける状態を作ること、そのために自分自身と向き合うきっかけを提供しようというものでした。
まんまる薬局が掲げている自分らしく生きられる世の中というビジョンをメンバー自身に実感してほしい…
まんまる薬局で働く理由や自分自身が目指すことを考え、自主性や自発性を高め、働きがいのある組織にしていこうとの思いに感銘を受けました。
とは言っても、初めてお話をいただいた時は困りました(笑)
臨床心理士と言っても、キャリアカウンセリングやメンタリング、コーチングはやったことがなかったからです。いろいろと学びながら相談しながら、自分のできる方法を考えてスタートした感じです。実際にMeet Meを運用していく中で、自分の強みよりも弱みの方が意識されがちなのだと気づきました。
対人援助職である皆さんは、普段、自分より患者さんのためを考えることが多い。何かうまくいかないことがあると自責しやすく、理想が高いゆえに達成感を得にくい傾向があります。
それでは疲弊してしまう。
同じ事柄も、視点を変えると見え方が変わります。自分自身では弱みと思っていることでも、見方を変えると「それ強みじゃん!」とか。
一人では気づけない違う視点の提供を会話の中で意識しています。皆さんの中にある強みやモチベーションに注目して、取りあげることも心がけています。
Q4.筒井さんが今後目指していることは?
松岡さんをはじめ、まんまる薬局の経営陣が目指していることが2つあります。
- メンバーの行動が、このまま頑張ればいいんだという気づきも含めて、ポジティブになれること
- 自分について知り、納得感を持ってまんまる薬局で働き、自信を持って自分たちの仕事を誇れるようになってもらえること
まんまる薬局での取り組みが一つの事例となり、他の医療機関でもこの取り組みを広めていき、業界全体で意義を持って働く人々が増えるようにしていきたいと考えられています。
患者さんへは傾聴の姿勢が求められます。
そのためにまず、働く皆さん自身が自分の気持ちや考えを話すこと、聞いてもらうことの効用を体感することで、患者さんへの接し方の一助になればと思います。
対患者さんにしても、社内の人間関係にしても、コミュニケーションのとり方は皆さん共通の課題として感じています。
自分を知り、相手を知り、周りとうまくやりながらも自分の欲求をうまく伝えて、叶えていく。
そんな方法を身につけてもらえるようなサポートができたら…と思ってます。
皆さんがより気持ちよく働ける環境を目指したいです。