今回は、薬系企業アワードなどを開催する全国薬学オンライン合説委員会の共同代表である松村さんにインタビューさせてもらいました!
6年生でありながら、さまざまな活動をされている松村さんに目指しているビジョンを伺いました。
まんまる薬局への率直な印象についてもお聞きしました。
Q1.松村さんのビジョンは?
「国民のヘルスリテラシーの向上に寄与できるシステム構築をしたい!」
きっかけは4年生の時の薬事法規の授業です。
内容は2015年に制度化された厚労省が推進する健康サポート薬局についてでした。
厚生労働大臣が定める一定基準を満たしている薬局。
かかりつけ薬剤師・薬局の機能に加えて、市販薬や健康食品に関することはもちろん、介護や食事・栄養摂取に関することまで気軽に相談できる薬局のこと。
生活者の方にとって大変有意義な制度だと思いましたが、薬学生の私でもこの制度を知ったのが施行されてから3年後でした。
生活者の方のための制度なのに、薬学生の私ですら知ったのが3年後という現実に大きな情報の格差を感じたんです。
- 「医療に関すること」
- 「薬学に関すること」
- 「健康に関すること」
様々な健康・体に関する情報が日々発信されているものの、医療従事者が伝えたい情報は果たして必要としている方々に届いているのだろうか。
また、情報を受け取る側の方も、どのように調べたら正しい情報にたどりつけるか知っているのだろうか。
この情報格差をなくし、「国民ひとりひとりのヘルスリテラシー向上に寄与できるシステム構築をしたい」という思いになりました。
そのためには薬や医療・健康などの情報リテラシーが高い人(例えばドクター、看護師、薬剤師、医学生、薬科大生など)と、情報を求めている方々とがフランクに繋がるような仕組みが必要だと思っています。
それを実現するためには、医療業界と一言で言ってもさまざまな職種の方がいらっしゃいます。
自分の職種の視点だけで物事を見るのではなくて、1つのテーマにおいても多面的な物事の見方があって、それを知っていただく機会を作っていきたいと思っています。
お互いの職種や物事の見方を理解することで、医療というテーマでも様々な視点がある。その視点が増えることで、できること、誰に相談したらいいのかなど。
できた繋がりから相談できることが増えたり、引き出しが増えたりすると思っています。
先日医療業界で働く他職種の方と交流することを目的としたイベントでは湿布の話で盛り上がったんです。
「白い湿布と茶色の湿布と何が違うのか?」とか、「紫外線に当たるとダメって知ってた?」とか、「切っていい湿布と切ってはいけない湿布があるって知ってた?」とか。
漠然とした「医療について」や「薬について」などのテーマは難しく感じられることが多いので、例えば「おくすり手帳って何に使っているの?」とか「各業種の必須アイテムって何がある?」とか。
医療業界で働くいろいろな職種の方でも、実は知らないことやそうなんだ!と思えるテーマは必ずあると思います。
薬学生だと最新の薬学に関する知識を学問として学びつつ、まだ現場に出たことがないからこそのうぶな視点、薬剤師だと最前線にいるからこそ得られる視点など医療業界と言っても本当に様々な視点があります。
それらを重ね合わせたり、補ったりしながら多くの方に情報を発信していきたいですね。
それぞれのコミュニティだけで情報が止まってしまっている状態を脱して、薬学生と薬剤師、そこにドクターや看護師、介護士など様々な職種の方同士で繋がる横断的な世界を目指したいですね。
そして、最終的には医療業界とは全く違った分野の職種や業界とも繋がりを持つ状態を作っていきたいと思っています。
Q2.まんまる薬局はどう思う?
先日の薬局アワードで改めて感じましたが、私がまんまる薬局さんに抱いている印象は3つです。
- 温かさ – 社員同士の結び付きがとても強い!
- 家族感 – 様々な経歴の方が一緒に1つの目標に向かって頑張られていて、写真だけでもそれがひしひしと伝わってきます!
- 熱意 – 燃え滾っている感じが伝わってきます!
薬系企業アワードに参加いただいた学生の方からもたくさんの好評のお声をいただきました。
もともとは就活目的でご参加いただいていたかと思いますが、「まんまる薬局のプレゼンを聞いて就活への価値観が変わりました」とか「薬学界隈にものすごく面白い会社があると知りました!」とか。
まんまる薬局さんのプレゼンを聞いて、今のままではいけないという危機感や自分自身のキャリアや価値観を見つめ直す良い機会にしていただいたなと感謝しております。
素晴らしい取り組みをされている薬局さんです!