今回お話をきかせていただいたのは、ライフセービング競技日本代表の田中綾さんです。
「世界で一番になるということは、人の命を一番早く助けられるから」という世界観を持たれていて、実際に国際大会でのビーチスプリントで3位に輝いたり、国内の大会で優勝しまくっている方です。
つい先日の「Surf Carnival 2022 Beach Sprint」でも見事、優勝されていました!!!!
インタビューさせていただいている時に、何度もなんでいま目の前にこんな凄い方が居るんだろう…と思いながらお話をきかせていただきました(笑)
Q1.まんまる薬局のボランチとして働くことになった経緯は?
私は、現役でライフセービング競技日本代表として活動しているのですが、「株式会社Ambition22」という元サッカー日本代表の羽生直剛さんが社長である会社に所属していて、羽生社長と松岡社長のつながりがきっかけです。
羽生社長から「必ず通ずるところがあるからまんまる薬局で働かせてもらってきな」と言われ、まんまる薬局でボランチとしてお世話になることが決まりました。
これまで、とりあえずやってみてから続けるかどうか決めてきたので、今回もとりあえずやってみて微妙だったら途中でやめようぐらいに思っていました。
既に1ヶ月経ったのですが、今回も「とりあえずやってみる」精神で良かったという感想です!
気になることがあるけど勇気が出ない方は、まずは小さく1歩でも進めてみてほしいです。
Q2.ボランチ始めてから1ヶ月、ライフセービングと通ずることは?
まんまる薬局で働き始める直前までは、正直「薬局で働いてもあまり学べないだろうし、ライフセービングと通ずるものはなさそう」と思っていましたが、通ずることだらけでした(笑)
今は、このままもっと続けさせていただきたいとさえ思っています。
まんまる薬局にいらっしゃる日本体育大学出身の方と「コソ練って患者さんの情報を知ることに似てるよね」という話になった時に気づきました。
体育会系の方々は、影で必死に練習しまくることを「コソ練」というんですが、患者さんの情報を調べ上げる時って必死に調べる必要があるし、どのような患者さんであるのか、どのような状況であるのかなどのイメージも膨らませる必要があります。
コソ練では、大会をイメージしていますし、大会のときにはどのような自分でありたいかなどイメージを膨らませます。
ライフセービングの大会で優勝するために日々練習しますが、まんまる薬局の在宅訪問に置き換えると、患者さんのお宅に訪問して患者さんを成功させるのが大会で、そのために患者さんの情報を調べ上げたり、お薬の事前準備をすることが練習というニュアンスに近いなと感じました。
Q3.初めて薬を扱ってみてどう?
カタカナばかりなので、覚えにくいな〜って感じですね(笑)
患者さんのお宅に訪問する前に一緒に回っている薬剤師の方などに、車内で患者さんに出ているお薬について教えてもらっているのですが、すべては覚えきれないです。
ですが、どの患者さんにどんな薬が出ているのか分かっていると、訪問した際に念入りに確認してみようと思うことを絞れたり、患者さんの〇〇を観察しながら会話しよう等という意識を持つことができます。
先程、大会と練習をそれぞれ訪問と患者さんの情報を調べることに例えましたが、まさにこれです。
患者さんの特徴がまったく同じということはないので、同じお薬でもある患者さんは飲みにくさを訴えられたりと薬一つとっても、考えた方がいいことがたくさんあるなと思いました。
毎週、患者さんのお宅に訪問する度に好きな演歌歌手の情報とかも教えてくれたりするのですが、そういう日常のコミュニケーションから信頼関係をつくっていくことで、薬のことで言いにくいことがあった時にも言いやすくなるのではないかなと感じました。
Q4.これからまんまる薬局でやっていきたいことは?
心肺蘇生法などライフセービングで必要とされるスキルを、まんまる薬局のみなさんにも身につけてもらいたいと思っています。
医療系の大学では心肺蘇生法についての講習を受けるのは義務だと思っていましたが、講義でもほとんど学ぶことがないということを聞き、心肺蘇生法などのライフセービングスキルをより身につけて欲しいなと思っていたり…
というのも、私自身「人の命を一番早く助けるために、世界一のライフセービングになりたい」という想いがあり、それと同時に「ライフセーバーを増やす」という想いもあります。
結果と共に、この世の中にライフセービング活動を広め、「水辺の事故ゼロ」に貢献することが最大の目標です。
ボランチ業務もこなせるようになってきたので、少しずつ広げていきたいです!
おまけ 松岡社長から見た綾さん
ぜひ、まんまる薬局メンバー全員に心肺蘇生法をはじめとしたライフセービングのスキルをどんどんシェアして欲しい!個人のお宅訪問は、もしものシチュエーションに遭遇する可能性も高いと思うし、まんまる薬局メンバー全員が救命処置ができるって理想だよね!
そして薬局業界に、一石を投じて欲しい。
[…] https://www.manmaruno8.com/news/1187/ […]